キーエンスが強い理由を調べてみた
キーエンスという会社を知っているだろうか。工場などで自動化のために使用されるセンサーを開発・販売している大阪にある会社だ。創業者の滝崎氏は長者番付でユニクロの柳井氏とSoftbankの孫氏と並んでいた。1人だけ顔写真がないのがミステリアスでカッコいい。
2018年3月決算時で営業利益が驚異の55.59%
キーエンスの2018年3月期の業績は売上高5,268億円、営業利益2,929億円と営業利益率は驚異的な55.59%だ。 驚異の伸びだ。本当に凄すぎる。
キーエンスが強い理由(経営)
- 世界最大、世界最小など明確に特徴を出し他にない唯一の商品しか作らない
- 工場自動化のニーズがますます高まり需要が拡大
- 自社工場を持たないファブレス化
- 取引企業は年間5万社で99%が中小企業であり特定のユーザーへ依存しない
- 特許取得
- 3親等以内は採用しない
キーエンスが強い理由(営業)
- ノルマ制でシビアな分給与が高い(平均年収は2088万円。ボーナスは年4回)
- 値引きという概念がない
- 成功事例の再現性を大事にする
- ニーズが顕在化されてない悩みを拾いあげて商品化する
- ユーザーからの要望を営業経由で回収し、適切な情報をユーザーに配信する
- ユーザーの反応をデータ蓄積し対応を改善
- 営業1人につき地域と製品を1つに絞り集中して売る
- 製品カタログをダウンロードすると電話がくる
- 「即納」を貫いていてほとんどの地域で注文翌日には製品が届く
要点だけメモしてみた。
まとめ
ざっくり情報を収集してみたが、とても勉強になった。。 やはり世界で唯一の商品が開発できるからこそ、シェアも独占でき、高利益が出せるのであろう。 複雑なノウハウを駆使しているのかと思いきや、一番大事なことは「世界で唯一の商品を開発し、適切なユーザーに徹底的に売る」と意外とシンプルなのかもしれない。。 また工場の自動化という需要に対しての外部環境も有利なのだろう。 「世界で唯一の商品をつくる」言うのは簡単だがそれを実行し圧倒的な利益を出すには高度な技術力、特許を取得しノウハウを守る力、徹底した営業力が揃っていてこそなせる技だ。キーエンス、凄すぎる。